松坂桃李目当てに映画「狐狼の血」を観た感想

雑記

こんにちは、ななです。

日曜劇場の「VIVANT」を観たことで私の中で勝手に松坂桃李祭りが開催されました。てことで松坂桃李君のでてる映画なんか観たいなぁと思い探していると…

ん?狐狼の血?

え!桃李君憧れの俳優役所広司と共演してるやつやん!監督も知ってる監督だしみてみよー!と私にしては珍しく事前になんのレビューもみることなく(レビューに踊らされがちな女)観てみた結果…

どちゃくそ面白かったー( ゚д゚)!!!

映画どうだった?と聞かれた時って、まあ…面白かったかな…?とか普通かな…?そんなだったかも…?とか語彙力アンド表現能力よわよわな私はなりがちなんですけど、この映画に関しては、自信満々にめっちゃ面白かった!!と言いきれます。

「VIVANT」の感想記事は以下よりどうぞ

簡単なあらすじ

昭和63年、暴力団対策法成立直前の広島・呉原で地場の暴力団・尾谷組と新たに進出してきた広島の巨大組織・五十子会系の加古村組の抗争がくすぶり始める中、加古村組関連の金融会社社員が失踪する。所轄署に配属となった新人刑事・日岡秀一は、暴力団との癒着を噂されるベテラン刑事・大上章吾とともに事件の捜査にあたるが、この失踪事件を契機に尾谷組と加古村組の抗争が激化していく。

映画.comより

第69回日本推理作家協会賞を受賞し、「警察小説×仁義なき戦い」と評された柚木裕子の小説を「凶悪」や「日本で一番悪いやつら」などを手掛けた白石和彌監督がメガホンをとりました。ベテランの刑事大上役を役所広司、日岡刑事役を松坂桃李が演じています。他にも江口洋介、真木よう子、中村獅童、ピエール瀧、竹野内豊、石橋蓮司、中村倫也などが出演していて、豪華ですね。

感想 ※ネタバレ注意

出演者の演技がすごかった!

松坂桃李目当てに見たんだけど、主演の役所広司にずごーんやられましたね。迫力と存在感がまじでえぐかったです。まず登場から度肝抜かれましたね。取り調べ室で疾走した金融社員の妹(MEGUMI)と向かい合っているのですが、それがまあいやらしい目でみるんですわ!そのあと日岡がかき氷を二人に渡して部屋から追い出されるんですね。そしてその後部屋から出てきた大上(ガミさん)はズボンのベルトを直しながら「ひゃっこくてきもちかったわ」とMEGUMIに言うのです・・ええええええ(゚д゚)昭和すげえええええ(違う)。冒頭からやばい刑事や・・とすごいインパクトを植え付け、その後も暴れ放題やり放題。でも、ただのヤクザ警察なだけでなく、だんだんとわかっていくガミさんの真意・・。演技のことはなんもわかりませんが、それでも感じる圧倒的な迫力、演技力に役所広司ってこんなすごい俳優さんなんや…と恥ずかしながら今作で思い知りました。

もちろん松坂桃李君の演技もすごかったです!最初のキャリアの若造から段々と変貌していく日岡の演技はさすがでした。養豚場のシーンでチンピラ息子を殴り倒すシーンの目は完全にぶちぎれていっちゃってましたね。最後のたばこを吸うシーンはまじでかっこよかったです~。たばこなんて吸ってなかったのに「吸っとったわ」いってガミさんのジッポで火をつけてエンドロールへ!という流れが私が今まで見た邦画の中で一番かっこいい終わり方かもしれません。彼がガミさんの遺志を継いだというのが明確にわかって続編がめちゃくちゃ楽しみになりました!

あと、そんな出演シーンは多くなかったですが、竹野内豊と中村倫也のヤクザ役がよかったです。竹野内豊なんて私の中のイケメン中年俳優の代表格のような存在だったので、ゲスいヤクザ役をやっていてびっくりしました。声は竹野内豊なんだけど、イメージと違いすぎて最初疑いました。中村倫也もいいですね~いろんな役出来ますよね!私中村倫也の狂った役大好きなんです~(*´ω`*)

昭和末期のギラギラ感がたまらん

時代設定が昭和末期なんですけど、昭和末期を再現している空気感がすごいよかったですね。夏だけどエアコンなんてついてなくて、みんなたばこスパスパふかして、男たちが汗だくでギラギラしてる感じが今の時代とは明らかに空気感が違うので、うわ~昭和だ~(語彙力)って感じがしました。今風にいうとエモいってやつなんでしょうか?

広島弁での恫喝、バイオレンスシーンがたまらん

舞台が広島なので、登場人物はみんな広島の呉弁で話すのですが、なんとも標準語ではだせない迫力がありました。私が方言好きなのもありますが、ヤクザ映画は今後全部呉弁でやればいいよと思いました(それは違う)。

バイオレンスなシーンも盛り沢山でしたね。養豚場で豚のクソを食わせられたり、お○ん○んから真珠取られたり…。私が思わず叫んだのはガミさんが養豚場のチンピラ息子をボコボコにして取り調べする際に、口の中になんか棒みたいなの入れて固定させられてその上から椅子を振り落とそうとするシーン(伝わる?)。お色気シーンあるので、こりゃ地上波では絶対無理だろうなというシーンのオンパレードでした。

まとめ

バイオレンスシーンは多いですが、テンポもよくて2時間全く飽きることなく観れるので普段映画をあまり見ない方にもおすすめです!ストーリーや人物関係なども割とシンプルなので何がどうなっているのかわからないということはないと思います。なんといっても役者達の演技がすばらしいので、それだけでも見る価値ありだと思います!

あまりにも面白かったので、興奮冷めやらぬまま続編もみました。そちらの感想はまた後ほど〜

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